用語辞典

温度センサー

読み方
おんどせんさー
英語
temperature sensor

温度センサーとは

温度センサーとは、温度を測定して、そのデータを電気信号などに変換する装置です。温度センサーは、さまざまな機器やシステムに組み込まれ、温度の変化を正確に監視する役割を果たします。これにより、温度の異常を検知し、必要に応じて調整や警告を行うことができます。


【温度センサーの種類】

①サーミスター

・温度に応じて抵抗値が変化する素子で、一般的に高精度な温度測定が可能です。家庭用機器や車両などでよく使用されます。

②熱電対(サーモカップル)

・異なる金属を接合した端に生じる電圧の変化を利用して温度を測定します。高温環境で使用されることが多いです。

③RTD(抵抗温度検出器)

・金属(通常は白金)の抵抗値の変化を測定することで温度を算出します。高精度かつ安定性が高く、産業用や科学機器に使用されます。

④赤外線温度センサー

・物体から放射される赤外線を測定して温度を算出します。接触せずに温度を測定できるため、安全性や利便性が高いです。


【使用例】

・エアコンや冷暖房機器:温度センサーが室内や室外の温度を感知し、エアコンの運転を調整します。

・家庭用機器:冷蔵庫や電子レンジ、オーブンなどで温度管理に利用されます。

・工業用途:製造業や化学工場などでプロセス温度を制御し、品質管理や安全性の維持に貢献します。

・医療機器:体温計や体温モニターで、正確な体温測定を行います。


温度センサーは、温度管理を行う多くのシステムに欠かせない重要な役割を担っており、日常生活から産業、医療まで幅広い分野で活躍しています。