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エアコン冷媒ニュース

 エアコンの室内機と室外機の間で熱を運ぶために使用される「冷媒」の切り替えが、世界で本格化してきた。オゾン層の破壊を防ぎ、より環境に優しい形を求めるためで、モントリオール議定書でかつての冷媒の主力だった「HCFC」の使用停止が求められるようになり、これに中国を含む191の国が署名している。
 米国で17日、新冷媒「R290」(プロパン)を使用する工場の稼働に向けた検査が行われ、基準をクリアした。オゾン層保護基金(モントリオール議定書の実施のための多国間基金)の支援を受けた初のモデル工場だ。中国家用電器協会の姜風理事長によれば、中国国内でも海爾(ハイアール)、海信(ハイセンス)などエアコンメーカーの18カ所の生産ラインで類似の改造が行われており、同基金の支援を受ける計画だ。
 姜理事長によると、モントリオール議定書では中国の旧式冷媒「R22」の使用量を2015年までに2009、10年比で10%減らすことになっている。20年までに35%減らし、さらに30年には95%減らして最終的に使用を停止する計画だ。

更新日:2013年12月19日

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