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ダイキンエアコンニュースVol.9

ダイキン工業株式会社は、経済産業省が主催する「第5回ものづくり日本大賞」(製品・技術開発部門)において、「地球温暖化と日本のものづくり競争力強化に貢献する次世代エアコンの開発」により、最高賞である「内閣総理大臣賞」を受賞しました。表彰式は9月18日に首相官邸で行われる予定です。
 「ものづくり日本大賞」は、我が国のものづくりを着実に継承し、さらに発展させていくため、製造・生産現場の中核を担っている中堅人材や、伝統的・文化的な「技」を支えてきた熟練人材、今後を担う若年人材など、第一線で活躍する各世代のうち、特に優秀と認められる人材を表彰するものです。
このたび、受賞対象となった「地球温暖化と日本のものづくり競争力強化に貢献する次世代エアコンの開発」の具体的な取り組みとして、当社は従来冷媒と比べて温暖化係数が3分の1となる省エネ冷媒HFC32を採用したルームエアコンを世界で初めて開発し、当社のフラッグシップ機である『うるさら7』をはじめとするルームエアコン全機種に採用しました。また、冷媒から空調機開発まで行う唯一の総合空調メーカーとして培ったノウハウを活かし、サプライヤーも一丸となって、コスト競争力のある量産体制を実現しました。さらに、新興国でのHFC32の普及を目的として、HFC32空調機の開発に不可欠な基本特許を無償開放しました。
これらの取り組みによって、国内生産が難しくなりつつあるエアコン業界において、環境配慮、高付加価値化、低コスト化、海外市場開拓という相矛盾しかねない困難な要請をそれぞれ達成したと認められました。また、サプライチェーンを巻き込んだ幅広い生産活動を通じて、日本における組立産業のものづくり、マザー機能の発揮、ものづくり基盤技術を担う中小企業育成のモデルとなる事例であると評価され、受賞に至りました。

更新日:2013年10月15日

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