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菱電機、複数の室外ユニットを制御して節電する業界初の業務用エアコンを発売
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 三菱電機は、1つの室内空間に対応する複数の室外ユニットを連携制御して節電する業界初の店舗・事務所向け業務用パッケージエアコン「スリムZR」シリーズ(室内ユニット9タイプ、全283機種)と「スリムER」シリーズ(同10タイプ、全330機種)を5月7日から順次発売する。スリムZRは体感温度に合わせて運転する節電機能も新たに搭載する。

 室外ユニットの連携制御は「パワーシェア運転」と呼ぶ。複数の空調機を1つの室内で稼働させると、設置場所によって室外ユニットの圧縮機の運転効率に差が出て、電力を無駄に消費する場合があることに着目。圧縮機は一定能力以上の運転で消費電力が大きく増加するため、設定温度に近い室温で運転している時に個々の能力を融通し合う。

 これによって個々の室外ユニットを効率的に運転させ、空調で必要な能力を落とすことなく、空調機全体の消費電力を抑える。冷房時で約15%、暖房では約10%の節電を実現するという。連携制御は暖房運転の霜取り運転にも適用。複数の室外ユニットが同時に霜取り運転に入る状態をなくし、自動的に時間をずらして室内の温度低下を抑える。

 体感温度に合わせた運転は「人感ハイブリッド運転」の名で、体感温度を判断して設定温度になると冷房はスイング送風に、暖房は水平方向への送風に自動的に切り替える。停止時の待機電力も独自の制御で従来機と比べて約50%削減する。業務用エアコンは店舗・事務所の消費電力の50%を占め、一層の省エネが求められることから開発した。

(日経BP環境経 営フォーラム

更新日:2013年04月16日

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