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ダイキン工業ニュースVol.2

 ダイキン工業は2014年4月をめどに、米国で主流の「ダクト式」と呼ばれる家庭用エアコンにインバーターを搭載した新機種の生産を始める。12年に買収した米グッドマン・グローバル(テキサス州)の機種とダイキンのインバーター技術を融合して開発、グッドマンのヒューストン工場(同州ヒューストン市)で生産する。両社はこのほか、ダイキン製品の現地生産や販売網の統一などを進めており、相乗効果の発揮を急ぐ。
 
ダイキン工業とグッドマン・グローバルが共同開発する製品の第1弾となる。ダイキンからは開発担当者10人程度を米国に派遣中。試作品は日本に持ち帰り、ダイキンの試験室で検査している。仕様はこれから詰めていくが、省エネ性能が高い最上位機種として展開し、需要を開拓する。
 ダイキンの室外機と室内機が分離している日本などで普及する「ダクトレス式」のインバーター搭載エアコンは、グッドマンの同工場ですでに家庭用を年4万―5万台規模で生産している。業務用も15億円程度を投じて生産設備を整え、14年2月に同5000台規模で生産を始める。15年度までに累計約40億円を投資して生産能力を拡大する方針を表明している。

 ダイキンは北米では空調方式の違いで市場開拓に苦戦していたため、米国家庭用エアコン最大手のグッドマンを買収した背景がある。米国では室内機と室外機が一体でダクトを経由し空気を各部屋に送る「ダクト式」が主流。そのため、グッドマンのダクト式エアコンにも順次インバーターを搭載して付加価値を高める。
 販売面でも05年に設立した「ダイキンエアコンディショニングアメリカズ」を10月1日付でグッドマンの販売網に統合しており、買収効果の創出を進める。

更新日:2013年10月31日

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