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ダイキンエアコンニュース

イキン工業は、新しい冷媒「HFC(ハイドロフルオロカーボン)32」を世界で初めて採用し、業界トップの省エネと環境性を実現したルームエアコン「うるさら7(うるるとさらら・Rシリーズ)」を11月1日に発売する。従来の冷媒「HFC410A」と比べて温暖化係数が低く、冷・暖房時のエネルギー効率に優れる。室内機の構造も見直し、運転効率を高めた。

 HFC32は次世代の省エネ冷媒とされ、温暖化をもたらす程度を示す温暖化係数が従来のHFC410Aの約3分の1になるうえ、エアコン使用時のエネルギー消費による温室効果ガス排出を抑制し、使用する冷媒の量も削減できる。ダイキン工業が年間に生産するルームエアコンを全てHFC32に置き換えると、CO2換算で1万世帯の年間排出量にあたる約4万6000tの温暖化防止効果がある。

 うるさら7は、室内機の上部に加えて下部にも空気の吸い込み口を設けた業界初の構造で熱交換効率を高め、通年エネルギー消費効率(APF)を向上させた。2012年モデルと比べ、14畳用で年間の電気代を1600円低減できる。併せて、天井に沿って気流を遠くに届かせる羽根で温度のムラを解消し、冷房時は従来の約半分の時間で部屋全体が設定温度になる。

 さらに、除湿で一度冷やした空気を暖める従来の方式を改め、除湿した冷気と室内の温かい空気を混ぜて温度を調節する方法を採用して消費電力を約半分にする。6畳用から23畳用まで8機種を用意した。家庭で最も多く電力を消費するルームエアコンに一層の省エネが求められることから、ダイキン工業は冷媒から機器まで生産する強みを生かして開発した。

(日経BP環境経営フォーラム

更新日:2013年04月16日

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