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日立エアコンニュース

日立製作所は、ビル設備管理ソリューション「BIVALE(ビヴァーレ)」で、エアコンの電力削減目標を設定すると、天気予報と連動して運転スケジュールを自動設定する省エネ制御サービスをオプションに加え、11月14日に販売を始めた。エアコンの電力使用量を自動的に目標に近付けられ、ビル内で課題になっているテナントの省エネ活動を容易にする。

 新サービスは「エアコンおまかせ省エネサービス」と呼ぶ。ビル全体のエネルギー使用量の7~8割を占めるテナント専有部の電力使用量削減が狙い。テナントが毎月の省エネ目標を設定すれば、その地域の天気予報データを活用して1カ月のエアコンの負荷を予測し、目標を達成するための毎日の省エネ運転スケジュールを自動的に設定する仕組みとなる。

 運転スケジュールは、温度、間欠運転、稼働時間を調整して作成する。月の削減目標に対する前日までの電力使用量実績値からその月に使用できる電力量を算出し、最新の天気予報データを加えて月末までの各日の運転スケジュールを再び作成。天気予報が変われば自動更新する。電力使用量の計画値と実績値の誤差について毎日学習して予測精度を高める。

 日立が自社の施設に導入して効果を調べたところ、9月のエアコンの運用実績で2010年同月と比べて使用電力が18%削減した。省エネ率の上限設定によって、室内環境を大きく悪化させることなく運転できることも確認した。2013年度に500件の契約を見込む。ビヴァーレには、エネルギー使用量の自動計測、ピークカット制御、省エネ制御などの機能がある。

(日経BP環境経営フォーラム)

更新日:2013年04月16日

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