業務用エアコンTOP >>業務用エアコンニュース一覧 >>業務用エアコンニュース詳細「エアコン工場フル稼働 出荷好調で増産検討」

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エアコン工場フル稼働 出荷好調で増産検討

本格的な暑さの到来を前に、静岡県内に拠点を置くエアコン工場の生産が最盛期を迎えている。日本冷凍空調工業会の統計では、直近の4月の国内出荷台数はルームエアコンが前年同月比14・8%増、業務用が4・5%増といずれも増加傾向。降雨が少ない「空梅雨」の状況も影響し、気温上昇とともに需要も伸長しているようだ。  国内向けルームエアコンを生産する三菱電機静岡製作所(静岡市駿河区)によると、4~6月中旬の販売状況は前年同期比1~2割増と出足が早い。好調な動きに、3本の生産ラインをフル稼働。大人と子供など、温度の感じ方を見分けて送風する最新機種から定番の商品まで、合計で前年比1割程度の増産計画を立てている。  気象庁による6月から3カ月間の今夏の天気は「全国的に気温が高い見通し」で、厳しい暑さも予想される。7月の商戦期に備える一方、前年は猛暑予想の傍ら天候不順も続いたこともあり、「梅雨明け後の様子を見ながら、調整していく」(総務課)という。  日立ジョンソンコントロールズ空調の業務用エアコンを生産する清水空調本部(同市清水区)も好調な出荷状況を受け、フル生産が続く。例年並みの人員態勢だが、工場内の設備更新に加えて、部品と最終製品の組み立てラインの動線の最適化や、部品の自動搬送の拡大を図って生産効率を上げている。

更新日:2017年06月20日

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